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セラミック吸音板インヘル

 セラミック吸音板インヘルは、無機の硬質粒子と釉薬等を混練したものをプレスして板状に成型し、乾燥させた後1000℃以上の高温で焼成したものです。
 焼成することで、硬質粒子が釉薬により点で結合し、硬質粒子間に狭い空間を形成します。この空間を音が通り抜けるとき、音のエネルギーが硬質粒子に衝突し、熱エネルギーに変換されることで音を吸収します。
 インヘルは、一般的に吸音材として使われているグラスウールやロックウールに比べて、水や火、湿気に強く、化学的にも安定しています。また、環境ホルモンと呼ばれるものは含まれておりません。
 インヘルは、意匠性に優れているため、グラスウールやロックウールのようにクロスで包む必要が無くそのまま使用することが出来ます。
道路、駅、工場、スタジオ、換気設備用、蒸気用サイレンサー、室外機用防音壁などに御使用していただいております。
 また、インヘルは吸音材としてだけではなく、材質や粒度等を変更することにより屋上緑化の基盤として、また光触媒を塗布することで各種フィルターなどに使用することも出来ます。素材に興味のある方はお問い合わせください。

特性

項目
物性値
備考
かさ比重
1.55±0.10
JIS R2614
圧縮強度
20MPa(204kgf/cm2)以上
JIS A5416に準拠
曲げ強度
4.0MPa(41kgf/cm2)以上
JIS A1408に準拠
吸音率:背後空気層50mm
0.78(400Hz)
0.86(1000Hz)
JIS A1409
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